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第一章 宅建を忘れた夏・沖縄
沖縄へ出発の朝
夏もまだまだ終わりそうにない9月の晴れた東京の朝。
私は9時の飛行機に間に合うように家を出発した。
品川で乗り換え、京急の羽田空港駅に到着すると
やや足早にターミナル内の集合場所に向かった。
ちょっと遅れ気味の到着だったが、特に問題はなさそうだ。
サークルの仲間たちはこれから訪れる沖縄が楽しみなんだろう。
彼らのワクワクした表情がそう物語っている。
かくいう私もその一人だったにちがいない。
レンタカー問題
3時間のフライトを終えて、那覇空港に降り立った。
まずは予約していたレンタカーを借りるため、
私たちはレンタカー屋までの送迎バスに乗る。
店にはすでに数台のコンパクトカーが用意されていたが、
そこでちょっとした問題が起きる。
予約時との行き違いだったのだろうか、
私たちはミニバンを６台ほど用意してほしいと言っていたはずだ。
しかし、小ぶりでおしゃれな車しかそこにはない。
まあどっちでもいいじゃないかとも思える。
そんなに大人数で車に乗りたいのか！楽しい大学生たちね！
なんて声も聞こえてきそうだ。
ところが、そこは特に大した問題ではないのだ。
私たちは40人を超える大所帯なのである。
たしかに楽しさを追求しているのも全くの嘘ではないが、
便宜上、どうしても必要だったのだ。
車の大きさによっては10台を超す隊列を組んで
国道58号線を駆け抜けなければならなくなる。
これでは不便というか、まとまりがなくなってしまうのだ。
結局、何台か大きな車を手配してもらい、事なきをえた。
と、しょっぱなからこんな調子ではあったものの、
なんとか沖縄を楽しむ準備は整った。
沖縄の思い出
沖縄といえばやはり海である。
特に古宇利島の海が綺麗だったのが印象的だった。
海辺のドライブも気持ちがいい。
天気に恵まれたことで合宿をさらに楽しいものにしてくれる。
沖縄そばもおいしかった。海ぶどうもイケてる。
牧志市場で買ったサーターアンダギーもなかなかだ。
美ら海水族館ではジンベエザメの大きさに驚いた。
意外とエイのスケールもなかなかである。
夜は毎晩仲間とワイワイ騒いだ。
東京での暮らしとは一味もふた味も違った開放感あふれる
沖縄での日々はかなり充実したものだった。
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過去問は？
結局、沖縄にいる間は見事なまでに過去問を開くことはなかった(!!)
海に行ったり、食べて飲んで騒いだり、、、
そう、遊びほうけていたのだ。
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第一章 宅建を忘れた夏・沖縄▼要チェック情報！▼
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