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第三章 学生最後の夏休み
サークルの沖縄合宿も終えて、
無事、筑波でのゼミ合宿の集合時間に間に合った。
そしてゼミ合宿が始まった・・・・
ゆったりした夏!マヒした夏!つくば
この合宿では、卒論の発表を控えているということもあり、
そわそわした落ち着かない気分こそあったが、
思いのほかゆったりとしたものだった。
過去問の勉強をするチャンスがあるかに思えた。
すでに1週間何もやっていないことも
少なからず頭の片隅にはあった。
しかし意外にも何の焦りもなかった。
この時にはすでに、宅建の過去問を解くという日課が
崩れ去ってしまっていたにもかかわらずだ。
完全にマヒしていた。
そして淡々と日は流れて、
結局ゼミ合宿は静かに終わっていった・・・。
目覚め つくば〜秋葉原
東京に帰るつくばエクスプレスの中では、
私はゼミの仲間たちと楽しく話していた。
学生最後の夏休みをどう謳歌するかを
みんなと一緒になって模索していた。
まだまだ私はマヒしているようだ。
そして秋葉原駅に着き、
仲間と解散した時にハッとした。
「学生最後の夏休み。。。
何も考えないで過ごせる楽しい夏休み...かぁ。。。」
「・・・!?」
「それって、まさにこの10日間だったのかも・・・・」
「残りの夏休みをどう楽しむか??
そんな悠長なこと言っている場合ではないぞ!宅建バウアー!」
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
そう、私はようやく目を覚ましたのだ。
それと同時に、
この10日間何もしてないことに激しく後悔しはじめたのである。
後悔の夏!秋葉原〜自宅
帰りの総武線の中で考えた。
取り返しのつかないことをしてしまった。。。
この大切な時間をどう取り戻せばいいのだろうか。。。
結論はついに出なかった。
私の住む駅までの移動時間が
その日は妙に早かった。
日が暮れる頃、家に着いた。
しかしまだ何も考えが浮かんでこない。。。
「とりあえず今日は眠ろう。。。」
それしか思いつかなかった。
これまでの4年間、いや5年間の大学生活の中で
この日ほど早い就寝時間になったことはない。
ただただ後悔していた。
自分の情けなさを一時でも忘れたい。
その一心で眠りこけるしかなかった。
・・・・・
長旅の終わり・・・
そして翌日の朝から
ようやく宅建試験の追い込みを駆け始めることとなる。
過ぎてしまった10日間という時間を戻すことはもうできない。
ならば、これからどのように宅建試験に向かえばいいのか?
まずは勉強のリズムから治していこう。
私がその時できることはそれだけだった。
失った勉強の習慣を強制的に取り戻すだけでなく、
さらに、今までにも増して時間を濃く過ごす必要も出てきた。
もちろん焦りもあるが、焦っているだけでは意味はない。
より戦略的に過ごすことでしかカバーできない。
旅を振り返って・・・
追い込もうという気持ちになったのは、
10日間サボったからこそだ!と今なら前向きに考えられるが、
その当時は正直焦るしかなかった。
またその焦りの感情を感じないためには、
ガムシャラに勉強することしかなかったのかもしれない。
あの夏休みの10日間では、
私は、たびたび過去問やってないけどまあいいか。眠ってしまおう。
というようにやっていないことへの後悔の感情から逃げる行動をしてきた。
それが逆に、今度は「焦りから逃げるために勉強する」という
同じ逃亡でも違う効力を発するということも私は体験して学んだ。
それはそれは皮肉な話でもある。
ただ、大事な夏の10日間を棒に振ったこの男が、
宅建試験に合格したことはここでしか語られていない。
〜終わり〜
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第三章 学生最後の夏休み▼要チェック情報!▼
- 予定がない日の宅建勉強スケジュール
- 宅建バウアーの勉強スケジュール@予定がない日の勉強法・スケジュールを公開する。寝ることの重要性も交えて話してます。
- 大学の授業がある日のスケジュール
- 宅建バウアーの勉強スケジュールA大学の授業がある日の私のスケジュールを紹介する。勉強する時間だけでなく、空間も大事かもという話もしています。
- 夏休み(8・9月)の学習スケジュール!
- 宅建バウアーの勉強スケジュールB夏休み(8・9月)をどう過ごしていたかを解説してます。運動を取り入れるのもポイントです。
- サークル・ゼミ合宿中の学習スケジュール!
- 宅建バウアーの勉強スケジュールCサークルやゼミなどの行事が盛りだくさんの夏。宅建バウアーはどのような予定を組んで過ごしていたのか?
- 第一章 宅建を忘れた夏・沖縄
- サークル合宿のため沖縄に向かった宅建バウアーはどんな過ごし方をしていたのか?
- 第二章 さよなら沖縄 新たな旅へ
- 沖縄合宿を終えた宅建バウアー。次に目指すのはつくば。沖縄から羽田、そこからさらにつくばに向かう道中の過ごし方とは?