宅建試験後のビッグイベント!

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宅建試験後のビッグイベント!

私は自信がないにもかかわらず、合格することができた。
いや、合格してしまったという言い方が正しいかもしれない。

 

そんな私レベルで合格できたとなると、
“神”はどれだけ凄まじい点数を取ってくるのか?
それはもう楽しみどころではない。もはやビッグイベントである。

 

そしてついに、“神”の実力を知る日がやってきた。
その日のことを振り返ってお伝えする。

 

合格発表会

その日、内定者の集まりがあったので
みんなの結果が気になりながら会社に向かった。
何度も言うが、最も気になるのはヤツだ。

 

1時間ほど電車を乗り継いで会社に到着した。

 

挨拶ついでに、さっそく一人一人に結果はどうだったかを
聞いてみようと思っていたのだが、どうも的外れだったようだ。

 

内定者が数十人いるということもあってか、
会社に着くなり、大きな会議室に集められた。

 

雑談をする間もなく、結果発表会のような催しが始まったのだ。

 

やり方は実に簡単だ。挙手制である。

 

合格者はいいとしても、不合格でこんなさらし者されるのはツライ。
そう思いながらも、会は進行していく。

 

「今回の宅建試験で合格した人!」

 

早速、意地悪な社員が音頭をとった。

 

合格した者が手をどんどん挙げていく。
思ったよりも多い気がした。

 

周りを見渡してみると、7割くらいが合格していたようだ。

 

まだまだここで発表会は終わらない。

 

「じゃあ、40点以上で合格した人!」
と社員が続ける。

 

バタバタと手が下がっていく。
私も静かに手を下ろした。

 

とはいえ、40点以上も10人程いた。

 

「45点以上は?」とさらに続く。

 

さすがに2、3人しか残らなかった。

 

さてさてヤツもその中にいるんだろうな〜
と思いきや、、、、

 

ヤツは手を挙げていなかった。

 

不思議に感じたまま、程なくして、この意地悪な発表会は終わった。

 

その後、私は内定者同士で話していた。

 

ギリギリで受かった者、落ちた者。
余裕で合格した者。全く歯が立たなかった者。
まあ様々な結果だった。

 

ついに“神”に接触!

ようやくヤツにも接触できた。

 

すかさず「何点だった???」と私は意気揚々とヤツに声をかけた。

 

するとヤツは笑っていた。
いや、でもどこか晴れやかではない笑顔だ。

 

ヤツは静かに口を開いた。

 

「ギリギリだった。。。。。」

 

(・・・・ん??“神”が・・・・ギリギリ!?)
私の頭に「?」が浮かんだ。

 

私は少しばかり動揺しながらも会話を続けた。

 

「あ、そうなんだ。。。俺もほぼギリギリみたいなもんだったよ。」

 

(そうかそうか、ヤツとしては45点も目指せる実力にもかかわらず、
思いのほか点数が取れてなかったことに、かなりショックだったのだろう。。。)

 

そう思いながら、さらに私は続けた。

 

「ちなみに俺は36点だったよ。」

 

私は、ヤツもおそらく同じくらいの点数だろうと思って、
自分も“ギリギリ仲間”であることをアピールした。

 

するとヤツはサラっと答えた。

 

「そうなんだ〜。僕はその点数マイナス2点だよ。」

 

私は一息吸って「そうだったんだ〜」と相づちを打とうとした瞬間、あることを思い出した。

 

(今年の合格点は35点のはず。。。36点からマイナス2点ってことは。。。)

 

 

「・・・・・!?」

 

 

エリート野郎、衝撃の結末!

そこでようやく私は気づいた。

 

ヤツは落ちていたのだ。。。

 

ギリギリとは言っていたのだが、
それは“ギリギリ”で不合格だったということだ。。。

 

二人の間に妙な沈黙の時間が流れた。

 

この衝撃は何なんだ?
私は感じたことのない混乱が起きていた。

 

そう、“神”が“神”でなくなっていたのである。
その瞬間からヤツはもはや神ではなかった。

 

私にとって誰よりも凄まじい奴だと信じていた存在は
もうそこにはいなかった。

 

宅建バウアー、目を覚ます

ようやくそこでしっかり確信できたことがある。

 

エリート大学出身も、
模試での超越した点数も、
何より“ボロボロの過去問”も、

 

宅建試験本番には、なーんにも関係ないということ。

 

さらに、私がヤツに動揺して焦っていたことさえ
まっったく意味がないことに気付いたのだ。

 

 

二人を包む不穏な空気の中、
私は宅建合格後の“妙な不思議な感覚”から解放されたのである。

 

そして幸か不幸か、、、
本番試験が終わってしばらく経った時期に、
私は“神”を失ってしまったのである。

 

 

・・・・・。

 

 

いや、違う。
“神”が勝手に“神”をやめてしまったのである。

 

 

・・・・・。

 

 

いや、違う違う。
ヤツを“神”と崇めてしまった私がどうかしていただけだ(苦笑)

 

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