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過去問をボロボロになるまでやれ!について一言いいですか?
「過去問をボロボロになるまでやれ!」
宅建試験の勉強法として実によく聞くフレーズだと思う。
では、これが正しいのかどうか考えていこう。
まず大前提として、
過去問やテキストは同じものを徹底して使うべきだということ。
つまり、
色んなテキストに手を出してしまうと、内容は大きく変わらないとしても、
ポイントとされる部分が多少違ってくることもあって
ヘタをすると余計な知識にも触れてしまう恐れがある。
例えば、、、
この問題集ではここが大事と書かれているけど
あの問題集ではそこまで重要ポイントになっていない。。。とか
ここの語呂合わせはこれで覚えておこう!
でもこっちのテキストには、違う語呂が載っている。。。とか
このようなムダな迷いが生まれてしまうということだ。
そんな理由もあって、
自分で選んだテキストや問題集だけを仕上げるというのが
大事だというのを知っておいてほしい。
そこで「過去問がボロボロになるまでやれ!」についてだ。
普通に考えて、
同じものを使い続けていれば、買った時のようにキレイなままであるはずがない。
書き込みやチェックを入れたり、繰り返しめくったり、大事なページを折ってみたりと、
まあそれなりに味が出てくるものだ。
ここまでは全然問題ない。
ただ、勘違いをしてはいけないことがある。
この一見、味がある“ボロボロな感じ”に満足してしまうということだ。
頑張った証であることには、文句は一つもない。
むしろ、それが自信になるとも言える。
けれども、だからそれが何なんだ?という話なのである。
これくらい冷静な感覚も持っておいたほうがいい。
そうしないと、
ある時は間違った自己満足をしてしまったり、
ひいてはライバルの“ボロボロ過去問”に焦りを感じてしまったりする。
この感情が勉強にとって余計なのである。
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